トリップス 袴田より
オーストラリア パース視察記 編

 若い頃、例えば学生時代の旅行というのは、どちらかといえば、未知なる世界を求めてという感じ。静寂よりは喧騒を、安寧よりは刺激を選んでいたようにも思います。でも、大人になるとなかなかそういう余裕もありませんよね。忙しい日常から逃げ出すように魅惑のビーチリゾートへ。青く透き通った海、白い砂浜、燦燦と輝く太陽!プールサイドや広々としたバルコニーで時を忘れて、ゆるゆると夢うつつの世界。どうしても忙しい最中の旅行であれば、そんな贅沢を存分に味わいたいという欲望が頭をもたげてきます。

 西オーストラリアの州都パースは、そうしたビーチリゾートとは趣の異なったディスティネーション。そこで、私思いました。ああ、こういう癒され方もあるのかと。

 高層ビルが並び、高速道路を自動車が走り、スーツ姿のビジネスマンが街を闊歩する、ごくごく普通の光景。ビーチリゾートが非日常なのだとすれば、パースにあるのは、あくまで日常。ただし、旅行者にとってこの日常は普段通りの日常ではありません。いつもより広く見える青空。いつもより爽やかな風。いつもと違う色をした花。ビルの合間から除くのは・・・違いますよ、マリーナベイサンズではなく、ここではスワンリバーの穏やかな川面が見えるのです。1つ1つは、僅かな差異ですが、それだけでいつもと違う日常を体感できます。

 これはパース空港からホテルへと向かうタクシーでの話。
 深夜00:50にパースへ到着した私は、朝からホテル視察を予定している翌日に備え、一刻も早くホテルに着きたいという思いで、タクシーに乗り込みました。中は暗く、殆どドライバーの顔が見えませんでしたが、彼は車内でもソフト帽を被っており、どことなくお洒落でボヘミアンな印象を受けたことを覚えています。外は、建物が少ないせいか、真っ暗でどちらに進んでいるのかもわかりません。

私は彼に「ホテルまでどのくらい?」と問うと、彼は答えました。
「何を急いでいるんだい?」

 彼は冗談のつもりで言ったのでしょうけれど、私としては焦る気持ちを見透かされたようで、少し恥ずかしい気もしました。1日オフィスで仕事をして、飛行機ではるばる他国までやってきて、着いた途端もう明日の仕事を考えている・・・。こちらが心配になるほどアクセルを踏みまくり、車線変更を執拗に繰り返して他の車を追い抜く某国のタクシーに慣れてしまっている自分。いかんいかん。帰国した今、振り返ってみると、視察をさせていただいたホテルスタッフの方々も「パースはリラックスするところだよ」と口々に言っていましたっけ。

 そうです。私が視察をして感じたことは、パースは「いつもよりゆったりと日常を過ごすことのできる場所」だ、ということなんです。パースは郊外に見どころが多く、ピナクルズやロットネスト島、ロッキンハムなどへの日帰りエクスカーションを予定されているお客様もいらっしゃると思います。
お出かけになった翌日は、是非“予定ない1日”を作ってみてください。その日の気分に応じて、ベーカリーでサンドイッチを買ってキングスパークへピクニックへ行っても良し、電車に揺られてインド洋に面したビーチへと出かけても良し、部屋に籠って読書をするのもいいでしょうし、プールやジムで汗を流すのもいいですよね。

私が見た限りですが、平日のオフィス街であっても、ランチタイムからビールやワイングラスを傾ける人たちを多々見かけましたので、お父様方、たまには平日の真っ昼間に堂々とビールを飲むというのも良い息抜きになるのでは。でも、もちろん、奥様・お子様のご意見はご尊重下さいね。
より「異日常」を演出するため、宿泊施設選びも大切なポイント。ご家族でのご旅行には、コンドミニアムステイをお薦め致します。

お薦めの理由は3つ。

1つ目の理由は、
ご家族みんなが同じお部屋にお泊りいただけること。

実はパースの場合、消防法の関係で4名様1室でのご利用不可というホテルがとても多いのです。ホテルでは2室に分かれてしまうところを、コンドミニアムの2ベッドルーム(リビング、キッチン・ダイニングの他、寝室を2つ備えたお部屋)であれば、同じお部屋にお泊りいただくことができる、これは大きな利点ですよね。

第2にキッチン。
お客様の中には、「せっかくの旅行だから料理はしない」という方もいらっしゃるでしょう。しかしパースでは、レストランの営業時間が短く、キッチンのついたお部屋はいざという時とても役に立ちます。コンビニエンスストアもあることはありますが、件数が少なく、日本のようにおにぎりやお弁当が豊富に揃っているという訳ではありません。サラダやサンドイッチが若干ある程度で、他はお湯を入れたりレンジでチンするインスタント食品。そんな食事情ですから、意外とキッチンに助けられることも少なくないかもしれません。

そして第3の理由はリビングルームがあるという点。
思えば、日本の旅館のように「リビングルーム」に布団をしいて夜間は「ベッドルーム」として使用する、というあのスタイルは、とても機能的で便利なんですよね。一方ホテルだと何をするにもベッドの上。小さめのソファがあるお部屋もあるけれど、寛ぐにはやや窮屈。だから、ベッドルームとは別にリビングルームがあれば、何をするともなく、人が自然と集まってきて会話が生まれます。朝起きて交わす挨拶や、夕食後のまったりとした時間に普段とは違う会話ができたら、きっと良い思い出になるのでは。お子様も交えて翌日の予定を相談するのも楽しいかもしれません。

★スタッフおすすめコンドミニアム★

トリップスのお薦めコンドNo.1はマントラ・オン・ヘイ。オーストラリア各地にホテルやコンドミニアムを展開するマントラグループの運営です。パース市内でも最も高級なコンドのうちのひとつ。現在、客室内に備えられている家具もとても綺麗でモダンなものですが、既に家具の入れ替えが計画されているとのこと。「コンドミニアムって掃除はちゃんとされているの?」と心配になる方も多いと思いますが、ここは毎日ハウスキーピングに入ってますので、設備の新しさに加え、手入れも問題なし。 キッチンは電子レンジやグリル、食器洗浄機まで備えた充実度。

徒歩5分圏内に夜遅くまで開いているスーパーマーケットが2件ありとっても便利。ロケーションは市内中心部からやや離れていますが、CATバスの停留所が歩いて3分ほどのところにありますので、そちらを利用すれば10分程度でアクセスが可能です。もちろんマントラ・オン・ヘイ以外にもコンドミニアムを取り揃えておりますので、是非ご相談ください。

 「世界で最も住みやすい都市」の上位にランクインするパース。
 パースで過ごしていると、ついつい思ってしまいます。こんなところに住みたいなあと。私が感じた「いつもと違う」些細な何かをきっと感じていただけるはず。

是非ともキングスパークを訪れてみてください。青空の下、芝生に寝そべって本を読む人。カフェで談笑すする人。ジョギングをする人。ただただ景色を眺めてボーっとする人。「今日」という1日をどう使うかってことは、自分で決めていいんだというシンプルなことに気づきます。「あれしなきゃ!これしなきゃ!」の慌ただしい旅行も楽しいものですが、パースに暮らすローカルは残念がると思いますよ。彼らにとってこの街はいつだって、リラックスする場所ですから。慌てる理由なんて、何もありません。

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